2016年6月9日木曜日

家庭用蓄電池の話

今年度から、太陽光発電などの補助金のシステムに新たなものが加わった。

平成28年度「民生用燃料電池導入支援事業費補助金」に係る補助スキームを新たに策定しました

経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部燃料電池推進室では、平成28年度予算「民生用燃料電池導入支援事業費補助金」に係る補助スキームを新たに策定しましたので、お知らせいたします。
興味深かったので、ちょっと記事にしてみようと思う。


或いは、自宅にスマートメーターが取り付けられますよー、というハガキが来ている人もいるのでは無いだろうか?
電力自由化にあわせて、スマートグリッド化への一歩が踏み出された結果、であろう。

電力自由化キーワード! 「スマートメーター」「スマートグリッド」「電力パケット」って何?

2016.6.7
2016年4月から一般家庭も電力の購入先を選べる「電力の小売全面自由化」、いわゆる「電力自由化」が始まり、今後、電力会社の選択時には、コスト以外にも様々な要素を加味して検討しなければならなくなった。今回は、そんな情報を読み解くうえで必要になってくる3つのキーワード「スマートメーター」「スマートグリッド」「電力パケット」について解説しよう。
詳しくは記事を読んで貰うとして、簡単に言うと電力自由化に対応できるような電力メーターを取り付けましょう、という話。
それが、HEMS(「Home Energy Management System/ホーム エネルギー マネジメント システム」)の導入に繋がっている。
HEMSによって、自分の家の電力がどのように使用されているかが分かるようになるのだ。


先に出てきた「スマートメーター」は何をしてくれるかというと、メーターに通信ユニットを備えて、電力会社とデータ通信をするので、これまでのように検針の人がメーターを読みに来て、請求額が決定するというプロセスは不要になる。
で、この通信機能を利用して30分単位で電力使用量を測定して、ネットワークを介してデータ送信するようになっているので、利用者は30分ごとの電力消費の動向を知ることが出来るようになるって訳だ。

この制度、まだ始まったばかりで、各電力会社がどういう対応を採るのかはよく分からない。
でもまあ、ネットを通じて自分の家の電力消費動向が分かる、という感じになるのだとは思う。既に太陽光発電システムを導入している家にとっては、自分の家の電力消費量はもっと詳細に把握しているだろうから、有り難みの無い話なんだけど。
econonavit02
こんな感じのパネルは「家にあるよ」という人も意外に多いのでは。


で、この話が何処に繋がってくるかというと、国が始めたもう一つの政策に関係してくる。
それが冒頭で引用した内容だ。

どうやら政府は、「自家消費型」の発電システムの普及を目指すらしい。この話、再生可能エネルギー発電を推奨するよりは健全だ。
で、補助金もたくさん出すらしいのだけれど、家庭用はどうなの?という話になってくる。
この手の小型の蓄電池も多少は出ているようだけれど、正直、オモチャ程度の性能だ。
家庭用のシステムを考えるのであれば、パナソニックやら本格的に住宅用として売り出している奴が対象になってくる。
お値段は100万円超えも珍しくは無い。
一般家庭の1日の電力使用量は、家庭にもよるが10kWh~20kwhという数字になるので、今のラインナップで8kwh~12kwh程度の蓄電池が取り扱われているが、1日で消費する程度の量しか溜められないことになる。


災害時のことも考えると3日分くらいの電気が溜められるのが理想なのだが、そう簡単では無いね。
ちなみに、お値段もそれに応じて高くなるので、現在、補助金を充てにしたとしても、家庭用の蓄電池を導入するメリットは無い。

色々なシミュレーションがなされているが、1日分の電力が賄える家庭用蓄電池を導入しても、イニシャルコストを回収できるのは15年前後というのが一般的である。
しかし、機器の保証は10年となっているので、故障した時のリスクを考えると、「メリットが得られる」レベルの話を期待するのは間違いだ。

自己満足に終わること請け合いである。



今後は、蓄電池を家庭に!という流れになる可能性はあるが、蓄電池の値段が下がらないことには、なかなかそうした方向に向いていかないだろう。

そういえば、トヨタが電気自動車の電池を、家庭用の蓄電池に代替させるような発想で研究していたようだが、それが実現するにしてももうちょっと電池が安くならないと、なかなかね。

いずれにせよ、現時点では家庭用蓄電池を導入するメリットは無いだろう。


ランキングへの応援クリックよろしく!
にほんブログ村 その他生活ブログへ

0 件のコメント :

コメントを投稿